クリエイティブ資本論 新たな経済階級の台頭


多くの先進国では、クリエイティブ・クラスと呼ばれるまったく新しいタイプの労働者が総労働人口の3割を占める、クリエイティブ経済の段階に入っている。クリエイティブ・クラスとは、新しいアイデアや技術、コンテンツの創造によって、経済を成長させる機能を担う知識労働者層を指し、その所得水準も高い。クリエイティブ・クラスは、自分の能力が生かせる、または暮らしたい環境がある場所を選び移動していくため、クリエイティブ・クラスが集まる地域とそうでない地域の間で経済成長の格差が拡大しているのが現実だ。著者の主張は世界的に注目され、地域経済の再生に実践されるようになってきた。本書では、クリエイティブ経済に不可欠な3つのT(技術、才能、寛容性)の関係を明らかにし、クリエイティブ経済の本質を、マクロ経済、働き方、日常生活、社会制度の側面から広範に解説している。

【目次】
日常生活の変化/第1部 クリエイティブ経済の時代(クリエイティブ精神/クリエイティブ経済/クリエイティブ・クラス)/第2部 新しい働き方(機械工場と美容室/水平な労働市場/カジュアルな職場/クリエイティビティの管理/不規則な時間)/第3部 日常生活と余暇(経験の追求/ビッグモーフ)/第4部 コミュニティ(場所の力/クリエイティビティの地図/経済成長の三つのT/社会資本からクリエイティブ資本へ/クリエイティブなコミュニティの構築/クリエイティブ・クラスの責任)