いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ 有効需要とイノベーションの経済学


20世紀を代表する経済学の巨人2人。彼らが歩んだ足跡をたどりつつ、その理論に秘められたビジョンを解き明かす。両者を融合した新たな経済理論の可能性とは?そして、「100年に一度の世界経済危機」が深刻化する今、大恐慌の時代を生きた2人が我々に示す指針とは。

【目次】
いまなぜ、ケインズとシュンペーターか?/シュンペーターの処女作/ケインズの処女作/第一次世界大戦がもたらした転機/シュンペーターの主著『経済発展の理論』/ケインズ三部作(1)『貨幣改革論』/ケインズのロシア行/ケインズ三部作(2)『貨幣論』/忘れられた経済学者シュピートホフをめぐって/世界大恐慌の始まりー二人のファースト・リアクション〔ほか〕